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豊橋技術科学大学の編入の過去問・倍率・難易度

豊橋技術科学大学の編入試験について紹介する。

過去問の入手方法

過去問は公式サイト豊橋技術科学大学-過去の入試問題に掲載しており、郵送でも入手できる。

また、豊橋技術科学大学は高専生にとって有名な編入先のため、過去問は高専の図書館や学生課に数年分保管されている。

入試倍率

平成24年度より特別推薦入試を新設し、これまでの8課程から新5課程に編成された。平成28年度の入試選抜の実質倍率を紹介する。(実質倍率とは受験者数/合格者数)

特別推薦入試

豊橋技科大の特別推薦入試の倍率
志願者数 受験者数 合格者数 実質倍率
機械工学 8 8 7 1.14
電気・電子情報工学 2 2 2 1.00
情報・知能工学 6 6 4 1.50
環境・生命工学 1 1 1 1.00
建築・都市システム学 1 1 1 1.00

豊橋技術科学大学の入試に関する資料をもとに特別推薦入試の実質倍率の推移を作成した。下のグラフのようになる。
特別推薦の実質倍率の推移

推薦入試

豊橋技科大の推薦入試の倍率
志願者数 受験者数 合格者数 実質倍率
機械工学 80 80 64 1.25
電気・電子情報工学 47 47 41 1.15
情報・知能工学 53 53 43 1.23
環境・生命工学 14 14 14 1.00
建築・都市システム学 25 25 24 1.04

豊橋技術科学大学の入試に関する資料をもとに推薦入試の実質倍率の推移を作成した。下のグラフのようになる。
推薦の実質倍率の推移

学力入試

豊橋技科大の学力入試の倍率
志願者数 受験者数 合格者数 実質倍率
機械工学 152 109 48 2.27
電気・電子情報工学 155 115 70 1.64
情報・知能工学 160 113 68 1.66
環境・生命工学 88 58 68 0.85
建築・都市システム学 63 46 36 1.28

豊橋技術科学大学の入試に関する資料をもとに学力入試の実質倍率の推移を作成した。下のグラフのようになる。
学力の実質倍率の推移

平成28年度の入試倍率の詳しいデータは豊橋技術科学大学―平成28年度第3年生入学者選抜状況へ。

難易度

豊橋技科大の編入試験の難易度は低い。ただし、長岡科学技術大学より入試倍率が高い。

問題は基礎問題が多く、滑り止めとして受験する学生も多い。

入学金・授業料免除制度

成績優秀者には次の2つの特典がある。

  1. 特別推薦入試の合格者全員に対して、入学金と2年間の授業料を全額免除。
  2. 推薦入試・学力入試で優秀な成績をとった合格者は入学金を全額免除。

私の同級生に「2」の入学金免除になった学生が何人かいたが、他の大学に合格したので豊橋には入学しなかった。

学校の特徴

同級生の8割以上が高専生

国内の受験生の受入体制は、1年生入学生が80人に対して、3年生編入生は440人。ほぼ完全に高専生用の学校である。

大学院へ進学することが前提

高専からの編入生は学部2年+大学院2年がごく一般的な流れとなる。つまり、高専卒業後に4年間の学生生活を覚悟しなければならない。

学部定員数より大学院修士定員数が多く、大学院へ進学することが大前提のため、2012年度の大学院進学率は全国の大学で11位である。