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自転車保険を比較

健康ブームに加えて東日本大震災以降、自転車の需要が高まり利用者も増えている。利用者の増加に伴い事故も急増。

自転車事故で被害者または加害者になった時、多額の費用がかかる。もしもの場合に備えて自転車保険の加入をオススメする。

自転車事故の賠償額:最高は9521万円

日本損害保険協会ー自転車の事故(PDF)によると、自転車事故の高額賠償事例は以下のようになる。

自転車事故の賠償例
賠償額 事故の概要
9,521万円 男子小学生(11歳)が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。
女性は頭蓋骨骨折等の傷害を負い、意識が戻らない状態となった。
9,266万円 男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。
男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。
6,779万円 男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。
女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。

賠償額は死亡1人につき最高1億円必要となる。高度障害の場合はさらに増え、賠償額は1人につき最高2億円必要だ。

また、被害者が開業医などの高額所得者の場合、賠償額はさらに増える。

主要保険を徹底比較

自転車の主要な保険はサイクルベースあさひー自転車の保険に詳しく掲載されている。下の表はセブンイレブンと三井住友海上の自転車保険を加えた、個人向けの最安プランの抜粋である。

自転車保険の保険料と補償内容比較
1年間の保険料 死亡・後遺障害 入院 賠償責任補償 その他
TSマーク第1種(青) - 30万円 1万円 1000万円(対人のみ) 点検費用が必要
TSマーク第2種(赤) - 100万円 10万円 5000万円(対人のみ) 点検費用が必要。被害者見舞金あり。
エアーリンク基本コース 3600円 305万円 3000円 1億円 示談代行サービス
ちゃりぽあんしんプラン 2900円 300万円 6000円 1000万円
セブン&アイ 4760円 400万円 6000円 1億円 示談代行サービス
あ・う・て(au)ブロンズ 4290円 3000万円 4000円 5000万円 示談代行サービス。ロードサービス。
ドコモ個人プラン 5280円 500万円 3000円 2億円 示談代行サービス。携帯料金と合算請求。
三井住友海上GK本人型プランA 8400円 1000万円 4000円 1億円 通院補償

(2015年2月9日時点の補償内容)

自転車屋がオススメするのはTSマーク

自転車の購入時に自転車屋さんがTSマーク(保険)の契約を勧めてくる。

なぜならTSマークは1年に最低1回の定期点検の必要があり、自転車屋が修理費用を回収できるというメリットがあるからだ。また、自転車屋は加入料を独自で設定できるメリットもある。

TSマークは自転車安全整備店で購入または点検整備を行い、基準に合格した自転車に貼られる。このTSマークには傷害保険と賠償責任保険が付帯していて、万が一に事故の時に役立てることができる。

ただ1つ注意点がある。TSマークは対物事故に対してはカバーされない。例えば自転車で誤って車やバイクにキズをつけても、保険ではカバーできず全額自己負担になる。

よって、(次の段落で詳しく述べるが)自分または家族が賠償責任特約のある生命保険や損害保険に加入していない場合は、賠償責任補償が付いている自転車保険がオススメだ。

オススメは賠償責任補償があるもの

自転車保険には「個人賠償責任補償」や「日常生活賠償保険」といった名称の、いわゆる賠償責任補償が付いているものがある。

エアーリンクで紹介しているが、賠償責任補償は自転車の事故だけでなく、「友人のパソコンを壊してしまった」や「野球の練習で通行人にケガを負わせた」などの自転車と関係のない、他人や他人の物へのトラブルまで補償してくれる。

しかも、1人だけ契約しても同居する家族全員が補償される。

よって、自分または家族が賠償責任特約のある生命保険や損害保険に加入していない場合は、賠償責任補償が付いている自転車保険に入ることをオススメする。

自転車総合保険は示談交渉付きがオススメ

かつて自転車保険はなくなる一方であったが、東日本大震災以降に急増してきた。auやドコモ、セブンイレブンといった保険会社以外も参入し、各社は特徴的な補償を付け他社と差別化を図っている。(2015年2月9日時点の補償内容)

au

  1. 自転車のロードサービスが付いている
  2. 示談交渉サービスが付いている。さらに、年間11,460円ゴールドプラン(本人型)では弁護士費用や法律相談費用まで補償される

ドコモ

  1. 携帯料金と合算請求ができ、加入手続も携帯で簡単にできるため、ドコモユーザーにとっては便利
  2. 示談交渉サービスが付いている

車やバイクの事故の場合は警察署や保険会社などで無料相談ができる。

しかし自転車の場合は相談できる機関があまりないので、もしもの場合に備えてauやドコモの自転車保険のように示談交渉サービスが付いている保険プランがオススメだ。