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成績が悪く教師からも見放されたアインシュタイン

天才の象徴であるアインシュタイン。実は学校の成績が悪く、教師から「たいした人間になるまい」や「何のとりえも無い」とまで言われていた。

教師から「何のとりえも無い」と言われた

カレン・フェラン氏の著書「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」では、アルバート・アインシュタインの学生時代についてこう紹介している。

 アインシュタインが悔やんでも悔やみきれなかったのは、まだ世間にその名を轟かす前の1902年に父親が亡くなってしまったことだ。父から見た息子のアインシュタインは、完全なできそこないだった。(中略)ある教師が彼のことを「大人になってもたいした人間になるまい」などと言い放ったことから、そんなエピソードが生まれたらしい。

 その後、アインシュタインはチューリッヒ工科大学の入学試験に落ちた。追試で入学を許されたものの、彼の型破りな考え方や授業のサボり癖は教師たちの不興を買った。大学を卒業しても、仕事の口利きをしてくれる教師は誰もいなかった。

アインシュタインについては天才的なエピソードがよく語られるが、学生時代は全く逆で、彼は9歳になっても自由にしゃべることができず、社交性がなく、成績が悪かった。父親は学校の教師から「アルバートは頭の回転がにぶく、非社交的で、何のとりえも無い」と言われ、非常に失望したようだ。

さらに教師から、アインシュタインがクラスにいると他の生徒の邪魔になるので「学校に登校しない方がいい」とまで言われてしまったのだ。つまり誰もアインシュタインの才能を見抜けず、教師からも見放されたのである。

学校では才能を見抜けない

23歳の時、アインシュタインは友人のおかげで特許局の職員となった。3年後の26歳の時に画期的な3つの論文を発表して学会から注目され、その10年後に発表した「一般相対性理論」などにより、後にノーベル物理学賞を受賞している。

アインシュタインのように学校の成績が悪くて教師から評価されない学生がいる一方、成績がオールAの学生は優れた研究者になれないで紹介したが、マサチューセッツ工科大学の教授の統計によれば、オールAがとれるような秀才は優れた科学者になれない。つまり、学校の評価制度が実態とかけ離れているのだ。

そもそも学校や教師が評価する能力とは、あらゆる才能の中で彼らにとって都合の良いものだけを選び出し、そして彼らの尺度によって独自に評価されたものにすぎず、学校では個人の真の才能を見抜くことはできない。

つまり、教師の「たいした人間になるまい」という予言がハズレたように、学校の成績で個人の価値を測るのは間違っている。