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競争しない者ほど他者に競争を求める

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アイドルやスポーツに熱狂的なファン、お受験ママなど、他者に強い競争を求める彼らに共通する特徴は、自身は普段競争しない立場にあることだ。

アイドルやスポーツの消費者は見た目や結果を重視する

私は仕事の関係でマーケティングや心理学の勉強をしているが、アイドルやスポーツに熱狂的な消費者と、クラシック音楽や絵画が好きな消費者とでは、下の表のように特徴が正反対であるとわかった。

消費者の種類と特徴
アイドルやスポーツの消費者 クラシック音楽や絵画の消費者
特徴 低知能・低学歴・低収入 高知能・高学歴・高収入
重視するもの 見た目・結果 内容
他者に激しい競争 求める 求めない

今回紹介する「消費者」とは、そのコンテンツ(商品)に直接お金を払う人のことである。

例えばサッカーの日本代表の試合を見る場合、チケットを買ってスタジアムで観戦する人は消費者となる。

一方、テレビで見る場合は、間接的には電気代を支払っているが、直接そのコンテンツを消費したわけではないので消費者とはならない。

自分が消費したコンテンツの価値が上がることを楽しむ

アイドルやスポーツに熱狂的なファン、お受験ママなど、彼らに共通する特徴は、自身は普段競争しない立場にもかかわらず、他者には強い競争を求めることである。

例えばプロスポーツの場合、選手は「活躍しなければ次の契約で解雇される」という厳しい環境下で仕事をしているが、彼らを応援する消費者は安定的な仕事をしているのだ。

そして内容よりも結果を求めるため、例えば自分の応援するチームが試合で負けた場合は、たとえ内容が良くても不満を述べ、さらに選手がミスをすると怒る。

アイドルに熱狂的なファンも同様の傾向があり、内容よりも見た目を重視するため、整形しているアイドルに人気が出るのも、口パクで歌うアイドルに客が集まるのも、マーケティングの観点から見れば当然の結果である。

スポーツにしてもアイドルにしても、これらの消費者は自分の応援しているチーム(グループ)の順位(売上)は何位か、応援している選手(アイドル)は活躍しているのか、といった他者との競争させることで、自分が消費したコンテンツの価値が上がることを楽しんでいる。

競争的な立場の者は安定や安心を求める

一方、普段から他者と競争を繰り広げて戦っている、例えば会社の経営者は、自身とは逆の立場である「非」競争型のコンテンツ、例えばクラシック音楽や絵画の鑑賞などを好むようになる。

なぜなら競争がないことで、普段の彼らにない「安定」や「安心」を手にすることができるからだ。