高専卒業し隊

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高専生が妊娠したら退学か

妊娠により高専生が退学する事例はあるが、退学せずに子どもを生む方法もあり、学生生活を送りながら子どもを生むことは可能だ。

男子学生が退学する事例もある

私の在籍していた高専では、交際女性が妊娠したため、高専を退学して就職した男子学生はいたし、卒業式に自分の子どもを連れてきた学生もいた。

そのため教員たちは学生が妊娠して退学することを警戒しており、私の担任は学生たちにその注意喚起をしていた。

また、保健担当の教員は、いつは教科書通りに授業を進めるのに、教科書には載っていないこととして、避妊の方法を1時間かけて解説していた。

文部科学省の調査によれば、妊娠して女子学生が退学する事例は2年間で2000件以上あるが、お金がなければ、男子学生も養育費を稼ぐために退学することになるので、教員たちが警戒するのも納得である。

託児所のある学校や里親制度など、支援体制もある

埼玉学園大学―通信制高校の託児室と学習権の保障によれば、通信制高校を中心に、託児室が設置されている高校は全国に19校ある。

また、「里親制度」や「赤ちゃんポスト(特別養子縁組)」など、実親以外に子どもを育ててもらう制度もあり、休学して子どもを生んでも、退学せずに学生生活を続けることは可能だ。