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教員の就職指導は役立たない

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学校の教員は労働に関する知識が少なく、リスク管理能力が低く、教員の就職指導は役立たない。本来は無職になることや死ぬことを前提にした人生設計が必要である。

知識がない者ほど自分の考えに自信を持つ

私が在籍していた高専の教員の中には、「~しないと就職できない」とか「~できないと会社で通用しない」といった持論を述べる者が多数いたが、そのような持論に明確な統計データや根拠はなく、実態に合わないものであった。

そもそも学校の教員は人材コンサルタントの経験がなく、また労働に関する法律や最高裁の判決も知らないため、本来なら就職指導をする能力はない。

にもかかわらず、自信を持って持論を述べる理由は「ダニング=クルーガー効果」によるものである。

このダニング=クルーガー効果とは、一言で言えば「能力がない者ほど自分の能力を過大評価する」ことであり、この理論は2000年にイグノーベル心理学賞を受賞している。

つまりダニング=クルーガー効果の観点で見れば、知識がない者ほど自分の考えに自信を持ってしまうのだ。日本の場合、仕事の種類や働き方は多種多様であり、時代によっても変化していくため、本来なら就職指導は非常に難しくてできない。

無職になることを想定していない

「地震対策はちゃんとしていますか」

学校の教員にこの質問をしたら何と返ってくるだろうか。なぜこんな質問をするかと言うと、この一言でその人にリスク管理能力があるのかを知ることができるからだ。

今までテレビや新聞、雑誌などのメディアは地震に関する報道や警告を何度も発信してきた。にもかかわらず地震対策をしていないのなら、いざという時は死ぬことになる。

就職に関しても同様に、倒産、リストラ、病気、ケガ、親の介護など、どんな理由で無職になるのかわからないにもかかわらず、学校の進学や就職指導は定年まで働くことを前提にしているため、「借金をしてでも大学に進学すべき」「非正規より正社員がいい」といったリスク管理の観点から見ればハイリスクな選択を学生に与えている。

本来は働けなくなっても生きていけるように人生設計を考えるべきであり、もっと言えば私たち人間は必ず死ぬため、死ぬことを前提にした人生設計が必要である。

つまり「死」というリスクを考えれば、いつ死んでも後悔しないように自分が好きなことをすべきだ。